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活動報告

日米首脳会談に関する申し入れ

日米首脳会談に関する申し入れ

平成 30年4 月12
日自由民主党対北朝鮮総合対策検討PT

 

昨年12月、わが党では、北朝鮮を巡る様々な問題に横断的に対応すべく、党則79条機関の「北朝鮮核実験・ミサイル問題対策本部」並びに「北朝鮮による拉致問題対策本部」の下の合同PTとして、「対北朝鮮総合対策検討PT」を設置し、総合的な対策の検討を行っており、今般の日米首脳会談の実施決定を受け、本PTにおいても議論を重ねた結果、同首脳会談に際し下記三点にご留意頂きたいとの結論に至ったところであり、安倍総理に申し入れを致します。

1.北朝鮮の交渉の歴史は、「一方的に緊張を高め、交渉に持ち込み、見返りを得た後、合意を破棄する」の繰り返しであり、米朝首脳会談に際しては、過去の歴史を踏まえ、決して同じ轍を踏むことのないよう、安倍総理からトランプ大統領に念を押して頂きたい。

2.米朝首脳会談の際、北朝鮮に対して、最優先課題である拉致問題に関し、被害者全員の一括帰国を要求するとともに、検証可能かつ不可逆的な核・ミサイル開発の放棄を迫るよう、安倍総理からトランプ大統領に要望して頂きたい。

3.国際社会の圧力なくして北朝鮮の譲歩なく、安保理決議の履行をはじめ制裁の維持、実効性の確保、必要に応じては更なる措置の検討に関し、日米が主導して国際社会の結束を維持することを、安倍総理とトランプ大統領の間で確認して頂きたい。
以上