衆議院議員
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活動報告

街頭演説(広島市内)

これから始まる参議院議員通常選挙、これは令和の時代になって初めて日本国で行われる国政選挙となります。この選挙、日本の未来をどうやって切り開くのか、その先にどんな国の姿を見ているのかなど、是非しっかり考えることができる選挙にしたいと思います。

広島選挙区においては溝手顕正さんを応援しています。私と溝手さんは26年来のお付き合いになります。26年前、広島県が生んだ宰相宮沢喜一が党内分裂で内閣不信任案を提出されて選挙に突入し、政権の座を降りて、細川政権が出来た時です。日本の政治が大混乱していた26年前のことです。
その時に全国でたった一つだけ参院補選が行われました。平成5年の広島選挙区での戦いでした。この時、溝手さんは三原市長という大きな役職を担っていたが、それを辞めて、野党自民党からたった一人で時の政権に立ち向かったわけです。
そのときの覚悟を胸に、必勝のために頑張りました。懐かしい思い出です。

その選挙で勝ち上がった溝手さんは国政に登場し、その後素晴らしい活躍を続けてきました。例えば防災担当大臣として、この災害の時代において多発する災害、広島でも大きな被害が出ましたが、これらをなんとしても国民の命や暮らし守らないといけないということで、さまざまな新しい仕掛けや法律を作りあげ、功績を残してきました。また、国家公安委員長としても国民の皆様の安心安全に努力されました。さらに参議院自民党議員会長という、参議院の自民党のトップにもなった人ですが、その際に一票の格差の問題に取り組み、区割りや定数問題、そして身を切る改革など、誰もが泥をかぶりたくない中で、唯一毅然とした態度で取りまとめました。溝手さんの大きな功績です。さらに三原市長だった経験もあり、地方自治のエキスパートとして、地方自治や地方の税制、財政についても大きな貢献をしてこられました。広島市の財政にも尽力され、結果を残してきました。

私はよく溝手さんに言うんです。「これだけ大きな功績を残してきたんだから、周りや地元に堂々とアピールしたらどうですか」と、「伝えるのも大事ではないですか」と、度々言ってきました。しかし溝手さんは「見てくれる人は見てくれる」と笑って済ませます。顔はちょっと厳ついですが、身体も東京大学アメフト部で鍛えた身体です。一見とっつきにくい風に見えるかもしれませんが、にこって笑うと本当に魅力的。内心の優しさがにじみ出ます。応援してくださる皆さんからしてみるならば歯がゆい思いもあるかもしれませんが、世の中には人のやったことまで自分のやったことにする人がいる中、「見てくれる人は見てくれるんだ」と笑って済ますこの人柄の溝手さん。この人は信頼できると強く感じています。新しい時代、令和の時代の政治において、政治家の信頼は大変重要なポイントになるのではないかと感じております。

(6月23日、広島市内街頭演説より抜粋)