令和2年7月6日政調会長定例記者会見
本日定例の記者会見を行いました。
その内容の一部を掲載致します。
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【冒頭】
先週末から九州南部を中心に大変な豪雨災害が発生しています。
お亡くなりなった方々に心からご冥福をお祈り申し上げ、全ての被災者にお見舞い申し上げます。
それにくわえて、いまテレビを見ていたら、九州南部だけでなく、長崎・佐賀・福岡にも大雨特別警報が出されたということであり、九州全域で災害に対する不安が広がっているという状況だと認識しております。
自民党としましては、昨日、令和2年豪雨災害対策本部を設置して対応を協議しているところですが、私も本部長代行として関わっておりますし、全ての部会長も本部員として名を連ねておりますので、政務調査会としても総力を挙げて被災者の支援、復興復旧に取り組んでいかなければならないと考えております。
【香港情勢】
香港情勢に対する決議について自民党は、他の政党に先駆けて5/29に重大な懸念を表明する決議を行っています。
その後、他党も様々な声明等を発しているということから、自民党として改めて決議を取りまとめるということになった次第です。
香港の情勢を巡っては、様々な立場はあるにしても、中国に対して厳しい声が上がっているということについては、共有されているのではないかと思っています。
尖閣を巡る情勢と合わせて中国へ厳しい声を挙げている方々や、国際社会における自由や民主主義を守る観点から声を挙げている方々、こうした様々な立場がありますが、立場を超えて中国に対して厳しい声を挙げている方が多いのではないかという受け止めをしています。
こうした国民の声を踏まえて決議を考えていくことは大事だと思っております。
【西日本豪雨から2年】
西日本豪雨による災害によって大きな被害が生じ、多くの方が犠牲になりました。
このことについては2年目の節目にあたって改めてお悔やみ申し上げ、お見舞いを申し上げます。
そして西日本豪雨によって発生した被害を受けて、災害対策・国土強靱化・防災減災という観点から様々な教訓を得て、関係者が様々な努力を続けてきました。
しかし昨年は台風19号において関東において大きな被害が発生しましたし、いま九州地方において大きな被害が発生するのではないかと懸念が広がっている状況にあります。
地球温暖化等が背景にあると指摘されていることから、21世紀は災害の時代だと言われていますが、今後とも災害から国民の命や暮らしを守る戦いは続いていくという覚悟を持っているところです。
西日本豪雨の教訓も大事にし、これからに活かしていくことが重要だと思いますし、あわせて様々な地域で起きた災害についても受け止めて、国民の命と暮らしを守っていく努力をしていかなければならないと思っています。