政務調査会全体会議と新型コロナウイルス関連肺炎対策本部の合同会議
本日午後、自民党本部で行いました、政務調査会全体会議と新型コロナウイルス関連肺炎対策本部の合同会議での、冒頭挨拶を掲載致します。
--------------
一昨日、経済面での対策について、自民党としての対策の考え方をまとめたものを総理に手交させていただき、政府にしっかり伝えました。
政府においては10日に第2次緊急対策をまとめると言うことなので、ぜひ我々の考え方、対策もしっかり盛り込んでいただきたいと思います。
その上で、改めて今日も政府からこの会議に出席をしていただいているので強調しますが、
今日は3月5日であり、いよいよ令和元年の年度末を迎えています。
中小企業や零細企業おいては、資金繰りをなんとか乗り越えなければいけない時期です。
大変な緊張感が漂っている現状ですが、残念ならがら政府系金融機関や民間の金融機関においては、全く緊張感が感じらません。
これは現場において、例えば窓口に、この年度末をなんとしても資金繰りを乗り越えなければいけないと強く訴えて貸し付けのお願いに上がっても、手続きに2週間から3週間かかると言われたり、そもそも膨大な書類に忙殺されるなど、こうしたとんでもない話が私のところにも次々寄せられています。
こうした悲痛にも似た声が届けられています。
このように現場における緊張感というのを感じることができません。
ぜひ政府においては、まずは今ある制度を運用するに当たって末端の窓口においても、今厳しい状況だということを、政府の対応として徹底していただきたいと思います。
これが何よりも大事です。
財務省、金融庁、中小企業庁、関係省庁においては、ぜひ末端の窓口までこうした危機感が徹底するように、具体的に対応してほしいと思います。
そして前回の経済成長戦略本部と新型コロナウイルス対策本部の合同会議で、観光業をはじめとする大変厳しい状況に置かれている業種からヒアリングを致しました。
その際に、リーマンショック以上の厳しさだとそういった声が次々に寄せられましたが、その通りだと思いますし、そしてリーマンショックの場合は、金融が破綻することによって金融から影響が広がるということでしたが、今回の場合は、実体経済や地方の経済に影響が直撃するわけです。
より深刻な状況であるということです。
これをしっかりと踏まえていかなければなりません。
その上で、党として提出させていただいた対応策の中に、新型コロナウイルス対策の新たな貸し付けについてしっかり検討するようにということを盛り込みましたが、その際に、一つはリーマンショックの際の金利等々も考えても、ぜひこの金利を引き下げをリーマンショックの際を大きく上回る対応をお願いしたいと思います。
そして個人事業主、あるいは小規模事業者には、さらなる深堀をしていただきたい、これをまず1点目として、改めて強く強調させていただきたいと思います。
2点目としては、これは当然無担保を徹底してほしい、これを強く申し上げます。
そして3点目はセーフティーネット貸し付けですが、これは従来の枠組みとは別枠で融資枠を十分に確保するということを強調したいと思います。
加えてセーフティーネット保証の方だが、要件あるいは条件を大幅に緩和しすることは当然のことですが、ぜひ保証の方も別枠の保証枠をぜひ検討していただきたいということを強調しておきたいと思います。
以上4点について、改めて強く申し上げさせていただいた上で、ぜひ政府においては10日の第2次対策について、具体的にしっかりと示していただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
その上で、昨日の党首会談でも取り上げられた「新型インフルエンザ等対策特別措置法」について、これから議論をしていただきます。
ご協力をよろしくお願い申し上げます。