補正予算を組まなかったのはなぜ?
機動的かつ弾力的に財政措置を講じることができるよう対応したからです。
災害への予算は予備費で対応することが一般的な中、 具体的には、能登の震災においても、まずは令和5年度中に使用可能な予備費から、令和6年1月から3月までの経費として約3000億円を措置いたしました。
さらに、上記の予備費を使用している期間中である1月16日に、令和6年度予算の予備費をさらに5000億円から1兆円に積み増しする閣議決定を行いました。
これにより、3月の本予算成立をもって、その後の災害対応に充てる予備費を確保した次第です。
この結果、令和6年1月から3月期、そして新年度の4月から退陣に至るまでの能登震災関連予算について、内閣の判断で機動的に執行でき、予測困難な事態に対応しやすい予備費を、途切れることなく総額約8000億円を措置することができました。
ちなみに、平成28年4月14日に発生した熊本地震の事例では、当初予算提出前だった今回能登地震と異なり、予備費積み増しを行うには補正予算によるしかなかったため(熊本地震発災直前の3月に本予算成立のため)、補正予算を編成して予備費7000億円を措置したという経緯です。
いずれにせよ、熊本地震の際にもその大部分は予備費で措置されています。
能登地震の場合は、タイミングとして本予算の際に予備費積み増しが可能だったことから、補正予算を編成する必要がなく、最も迅速かつ適切な手法を選択したと考えています。