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〜岸田文雄の寄稿文〜


● 現場の声を政策に(平成19年12月13日)
 (内閣府特命担当大臣 岸田文雄)
 
 皆さんは、「沖縄の離島」と聞いてどのようなことをイメージされるでしょうか。
 
 白い砂浜、サンゴの海、豊かな緑と青い空。まず、観光やリゾートを思い浮かべる人が多いと思いますが、一方で、沖縄の人々の間で「島ちゃび(離島苦)」といわれるように、離島ゆえの暮らしの厳しさというものがあります。
 
 今回沖縄を訪問し、日本最南端の有人離島である波照間島に渡る際に、天気がよくても、高波のために高速船が運航されないという体験をしました。波照間島で行われた対話集会「島のゆんたく会議」などでは、地元の方々からフェリーによる搬送中に高波の影響で患者が骨折したという話や、海の水から生活用水を確保していること、地上デジタル放送への移行によりテレビも観ることができなくなるといった離島ならではの切実なお話を伺うことができました。
 
 こうした暮らしの厳しさの一方で、中学校の先生からは、観光客が財布をなくし駐在所に届けたところ、警官はこの島に泥棒がいるはずがないとの信念からカラスの巣を探し、巣の中に財布を見つけたという逸話を伺いました。島民の方々が島に愛着を持ち、素晴らしい自然環境や伝統文化を誇りに思い、それらを一生懸命守ろうとしている姿に感銘を受けました。
 
 今回の訪問を通じて、それぞれの離島の実情にあった一層きめ細やかな施策を行うことが大事だと感じました。沖縄担当大臣としてこれからも折に触れ、沖縄を訪問し、「現場」感覚を大切にした政策を進めてまいりたいと思います。
 
 11月1日に福田総理はメルマガで予告をされていましたが、総理より、国民が日々安心して暮らせるようにしていくために、生活者・消費者の視点に立った行政へ大きく発想を転換すべきとの指示を受け、国民生活担当大臣として「生活安心プロジェクト」に取り組んでいます。
 
 この取組に、生活の「現場」の声を反映させていこうと、インターネットなどにより意見募集を行っています。現場の声を受け止めながら、まずは「国民の暮らしの安心を確保するための、緊急に講ずべき施策」を今月中に、とりまとめる予定です。
 
 さらに、来年春を目途に、国民生活審議会において消費者・生活者の目線に立って法律や制度を総点検し、行政のあり方を根本から見直していきます。
 
 これからも、現場の声に耳を傾けながら、「生活安心プロジェクト」に取り組んでいきます。
 
※ 大臣と語る「岸田大臣の「島のゆんたく会議」 in 沖縄 〜石垣・波照
 間・宮古訪問〜」(政府インターネットテレビ)
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg1528.html
 
※ 大臣と語る「岸田大臣の「生活安心プロジェクト」」
 (政府インターネットテレビ)
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg1519.html
 
※ 「生活安心プロジェクト」
http://www5.cao.go.jp/seikatsu/tenken.html
 
※ 大臣の写真
http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2007/1213d.html
 
  


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