■第二次安倍内閣発足外務大臣記者会見 平成24年12月27日(於:官邸会見室)

◆外交の三本柱
 このたび外務大臣を拝命いたしました岸田文雄でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。冒頭、私(大臣)の方から発言をさせて頂きたいと存じます。

 今、アジア太平洋地域の戦略環境は、大きく変化し続けております。この中にありまして、日本の国益を守る、そして地域の安定と平和に貢献するためには、新内閣の外交の基軸は、まずは日米同盟の強化であると考えています。そして二つ目として、近隣諸国との協力関係の重視、そして三つ目として、日本の経済再生のための経済外交の展開、こうしたものを考えていかなければいけないと考えています。この三つの柱を軸に、大局的、また戦略的観点を持って、外交に取り組んでいきたいと考えております。

 まず、日米関係ですが、日米関係につきましては早期に総理の訪米を実現し、同盟強化の方向性を出していきたいと考えております。
 そして、近隣諸国との協力関係ということにつきましては、韓国、中国、ロシア、更にはASEAN諸国、インド、オーストラリア等、こういった国々との間で大局的・戦略的観点を持って、協力関係を増進させていかなければいけない、このように考えております。
 国にとりまして死活的に重要であります領土・主権の問題でありますが、この問題につきましても、自国の領域を守るとの断固たる意志を持って、そして腰を据えてしっかり取り組んでいきたいと考えております。

 また、北朝鮮問題ですが、断固した姿勢で臨んでいく。特に一日も早い拉致問題の解決に取り組んでいきたいと考えております。
 更に、自由貿易の推進は、日本の経済外交の柱であります。国益に即して、積極的に経済連携を進めていく。特にTPPにつきましては、こうした方針の下、これまでの経緯ですとか、協議の内容をきちんと確認し、把握した上で、国益にかなう最善の道を求めていきたいと考えております。

 なお、私(大臣)自身、広島の出身であります。そういうこともあり、核軍縮に関しては積極的に取り組んでいきたいと強く考えております。

 アジア太平洋地域の戦略環境につきまして冒頭申し上げましたが、こうした戦略環境の変化に適切に対応していくためには、各国外相との意思疎通をはかることがなによりも重要であり、不可欠であると考えております。この観点から、私(大臣)自身の外国訪問に関しましては、可能な限り、早期に開始し、そして積極的に、精力的に行っていきたいと考えております。


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